サイドカーに犬

物語は主人公・薫が自分が10歳の頃を思い出すところから始まる。あこがれの女性・ヨーコさん。彼女は母親が家出した家庭に突如入り込んできた—。

これは薫とヨーコの心の交流を描いた作品です。


子供の目から見た、大人の関係。母が出て行って、母じゃない人が家に来た。ドロップハンドルの自転車に跨り、タバコもプカプカ。自転車の練習につきあってくれ、コーラの味や清志郎を教えてくれた。母とは正反対の豪快な女性。どんどん薫はヨーコに惹かれていった。でも、父とヨーコに別れが訪れて……。


この話は、ヨーコと薫の友情物語だと思います。

最初、ヨーコはどう思っていたんでしょう?子供なんて…やっかいだなぁ、とか、面倒だなぁ、とか、思わなかったんでしょうかね?多少は思ったと思います。でも、打ち解けて、お互いに尊敬できる間柄になった。

傷心のヨーコは薫と離れたくない。薫は素敵なお姉さん・ヨーコと離れたくない。二人は親子じゃないから、親子愛はない。では、これはなんだろう?そう思うとやはり、友情としか思えないじゃないですか。

 

私は結構、竹内結子が好きなんだと思います。彼女のサバサバした感じが、いい。サバサバしてるんだけど、それが更に女を主張する。

ヨーコさんは、私が見てもとっても魅力的な女性で、薫が惹かれるのも納得。こんな人、私も友達になりたい。10代の頃に出会ってみたかった。

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