古都奈良へ⑧

興福寺を後にして、次は昨日寄れなかった長谷寺です。

長谷寺は歴史の著名人や貴族に愛されたお寺で、『源氏物語』『枕草子』『蜻蛉日記』に記述があるそうな(今はそんな有名じゃないけど)。『今昔物語集』の「わらしべ長者」の舞台にもなったんですって。

 

長谷寺の本堂までは、この399段の長ぁ〜い階段があります。段差は小さいんですけどねぇ、ちょっとぐったりです。

長い階段の横には四季折々の花が咲く*花のお寺*として有名らしいのですが、季節が悪かった……。

無心で上ると、本堂に到着。(↓)

本堂の入り口でお清めの塗香をいただき手に馴染ませると、五色の紐を左手首に巻いてくださいます。これは五如来を表していて、観音様とのご縁を結んでくれるのだそうです。

 

堂内を進み、ある部屋に入ると……

12m35cm本尊十一面観世音菩薩立像が!

視野80%を超えちゃって、最初は足しか見えない。見上げてもよく見えない(笑)

あんまり唐突に観音様のおみ足が現れたので、びっくりして、無心で足にスリスリしてきました。ありがたや〜。


本堂から出て、舞台へ。

清水寺ほどでっかくはないですが、結構立派な舞台がありました。

そこから、眼下をパチリ。

これを上って来たのが……と感慨深く思いました。

399段は長かった。。。


うろうろしていたら、びんずるさんを発見!!

※びんずるさんは、お釈迦様の弟子で、十六羅漢の一人。

 自分の患部と同じ場所に触れると病気や怪我が治る

 と言われています。

早速なでなで〜。腰なでなで〜。目なでなで〜。肩なでなで〜。もう、全部なでちゃえぇ〜。

と、なでまくっていたら、どこからか法螺貝と鐘の音が。正午を告げている様です。「お昼の鐘の音かぁ〜」と呑気に思って見に行かなかったんだけど、どうやら1,000年前から続く習わしだったみたい。びんずるさんに必死すぎた(強欲)。行けばよかった。。。

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